工場勤務からIT企業へ、転職に失敗した話。
こんにちは、「なまくら本家」管理人のふーみんです。このブログのほかに趣味のバイクを中心とした雑記ブログ「とぎかけブログ」を運営しています。
今回は私が転職に失敗した話を書いてみます。
ちょっと暗い話だったんでサブブログであるこちらに書きます。
時代はITだ
私は以前、工具メーカーで勤めていました。
工業高校を卒業した私は、当時特に将来に目標とか、夢っと言ったものがなかったのでとりあえずお金を稼ごうと地元の工場へ就職し6年間勤務しました。
仕事の内容は主に旋盤などの工作機械を使った金属加工でしたが、製品企画を行っている部署に手伝いにでて図面の作成や試作品のテストを行うこともありました。
それらの仕事は楽しかったのですが、入社4年目くらいから自分で機械を操作して製品を作る作業よりも、出来上がった製品を最終の仕上げ工程前、あるいは出荷前の最終検査前に一度確認する作業に徹することが多くなりました。
毎日毎日、製品やそれについてる伝票や検査表(誰がどの工程を行ったかを記した紙)をひたすらチェックするだけ、なんて日々が続きました。
そんな中で私は転職することを強く意識し始めます、現代社会が高度情報社会となってきていることをなんとなく感じていた私は、なんとなくIT業界への興味を持ち始めます。
とりあえず職業訓練校へ
IT企業への転職をすると言っても当時の私はプログラミングに触れたこともなく、Excelやword、それから製品企画で使っていたCADソフトに触れたことがある程度でした。
その頃テレビを見ていると県内の職業訓練校でプログラミングを学べるコースがあると紹介されていました。
そのコースはプログラミングを学べると言ってもどちらかといえば電子機器メーカーなど製造業向けの転職をメインに考えられたもので、プログラミングはマイコン制御を行うためにC言語の基本に触れる程度でした。
それでも過去にIT企業に就職した卒業生を何人も出していたコースでしたし、「訓練校も会社も入ってしまえばこっちのもの」なんて甘い考えを持っていました。
今思えば、そんな甘い考えで転職なんて成功するわけないんですよ。
訓練スタート
私が参加した職業訓練は10月スタートで3月までの6か月のコースでした、前半は電気回路の勉強、ハンダつけ作業、CADによる回路図の作成と言った内容で工業高校の機械学科を卒業している私としてはかつて勉強していたことを復習しているような気分でした。
ここで余裕ぶっこいてたのも失敗の原因なんですよね。余裕こいてないでIT業界についてのリサーチにもっと注力するべきでした。
訓練前半の3か月はあっという間にすぎてしまいました。
プログラミングの学習スタート
年があけ1月からはいよいよC言語のプログラミングの学習のスタートです。
私が職業訓練校のカリキュラムは非常にタイトで工業高校で学習する専門知識を半年で詰め込むようなものと言われるくらいでした。
実際には流石にそこまでではなかったと思いますが、そう言った話がでるくらいにはハイペースな授業スピードでした。
そんなこんなでC言語についてわかったようなわからないような感じで1月は過ぎて行きました。
2月は1月に勉強したC言語の知識の応用でマイコン制御の授業でした、この授業では自分の組んだプログラムの通りに機械が動いてくれるのが面白かったです。
IT企業での実習
この職業訓練では最後の集大成として実際の企業に出向いて、企業実習を行うことができました。
電子機器メーカーなどに訓練に行く方もいましたが、私は当初の希望通りIT企業を選択しました。
企業実習へ
私が選択した企業はこの訓練校からの卒業生が何人も採用されている所でした。
ここで私はまた特に考えもせず行けばなんとかなるだろうと実習をお願いしました。
実習の内容は、Linuxサーバーの仮想環境を構築してホームページを作成しその工程を資料としてまとめるものでした。
作業手順の大まかな流れは教えていただけるものの基本的に手順は自分でネットから調べて行きました。(もちろん分からないところは社員の方に質問すれば丁寧に教えていただけたので不安はありませんでした。)
自分で調べ業務を遂行する能力はITエンジニアとして仕事をしていく上で不可欠です。
私は序盤で躓いてしまったためホームページの作成はできたもののその後の資料作成ができませんでした。
この時点で私にはネットから必要な情報を見つける能力や不明点を整理して相談するなどの努力が足りなかったように思います。
IT企業への就職
職業訓練校での訓練を修了した私は企業実習を行っていだだいた企業とは別の企業へ
就職しました。
そこで私は自分の考えの浅はかさを身をもって感じることになります。
新天地にて
希望通りIT企業に就職し新たなスタートを私は、まずとあるプロジェクトにテスターとして参加することになります。
業界未経験でスタートした私に与えられた仕事は出来上がっているプログラムが仕様の通りに動作するかテストすることでした。
まずはテストエンジニアから初め徐々に開発の中心に関わっていくパターンは多いようです。
案件の取れない日々
テスター業務の案件が終了した私は、次の案件が決まるまで社内で研修することになりました。
しかし、時はすでに新型コロナウイルスが猛威をふるっていました。
各企業で開発などの計画が中止になったり延期になったりでそもそも案件自体が少なくなかなか案件取得できませんでした。
社内研修で浮き彫りになる自分の弱み
社内研修は基本的に社長から直々にしていただきましたが、そこで私の力不足を実感することになります。
私自身未経験という初心者意識が抜けていなかったのでしょう、プログラミングだけがITエンジニアの仕事ではありません。
資料のまとめ方、報告の仕方などことあるごとにに怒られていました。
業務時間内の研修だけでは当然勉強の時間が足りないので本来であれば家でも勉強しなければいけないのですが、疲れ切ってしまい家での勉強は捗りませんでした。
私が入った会社は大企業ではなく創立から数年のベンチャー企業でした、限られたリソースのなか私のような未経験者を社内で一から育てるにも限界があります。
何がダメだったのか?
まあ、結果的に転職が失敗したって話なんですけどなにがいけなかったかっていうのと大きな原因はいかの二つだと思います。
・転職する業界についてのリサーチが足りなかった
未経験とはいえ入ってしまえばなんとかなるだろうと高をくくっていたんですよね。
どんな業界なのかよくわからないまま飛び込んで行ってそこで自分で何とか出来ればいいんですけど準備が足りませんでした。
・本当にやりたい仕事ではなかった
ITエンジニアって常に自分で勉強して先に進める人じゃないと厳しいんですよね。
私も興味はありましたし、自分で組んだプログラムがちゃんと動いてくれるのとか楽しいし好きでしたが、仕事としてやっていけるか?プロレベルで通用する一定の質を保ちつづけて技術を提供できるか??
といった自問自答のなかでつづけていくことはむずかしいという決断をして退職を決意しました。
ブログ経営やウェブサイトの作成には興味があったので現在このなまくら本家と「研ぎかけブログ」を立ち上げましたが、やはりそれだけではすぐに収益化などできないので、何か仕事をしようかなと考えてます。
運転が好きで大型と牽引、大型特殊、フォークリフトの免許を取得しているので運送業界に足を踏み入れてみようかなとリサーチしています。
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